西国第12番札所正法寺(岩間寺)
大津市と宇治市にまたがる標高443メートルの岩間山の山頂付近。境内ではイチョウの巨木が枝を広げ、晩秋には透き通るような蛍光色の黄葉を見せてくれます。本尊の千手観世音菩薩は「汗かき観音」と呼ばれ、人々を救うために毎晩136もの地獄を駆け巡り、朝には汗をびっしょりかいて帰って来られるとか。本堂の横には、松尾芭蕉が俳句「古池や蛙飛び込む水の音」を詠んだと伝わる池があります。境内の入り口には、ぼけ封じ観音がおられ、5月と10月の17日の祈願会では、ぼけ封じほうろく灸が行われ、12月17日の終い観音法要では「ぼけ封じ大根炊き」が行われます。
拝観時間 9時~16時30分 ※12月8日(日)は7時30分~
入山料 500円
〒520-0869 滋賀県大津市石山内畑町82 TEL:077-534-2412 駐車場有
JR琵琶湖線石山駅より京阪バス52,53,54系統で「中千町」下車、徒歩約50分
※毎月17日は石山駅より岩間寺直通シャトルバスあり
※12月8日(日)もシャトルバスが運行されます
西国三十三所は2018年に草創1300年を迎えました。
2020年12月18日(金)まで、記念事業期間だけの特別な行事を展開しています。
西国三十三所「観音菩薩は33の姿になって人々を救う」
西国三十三所は、和歌山県、大阪府、奈良県、京都府、滋賀県、兵庫県、岐阜県の2府5県にまたがる33の寺院を巡る日本最古の観音巡礼。その歴史は養老2年(718年)にさかのぼります。
奈良の長谷寺の徳道上人は、病で仮死状態となったとき、閻魔大王から、三十三所の観音霊場の功徳を世の中に広めるようにと33の宝印を授かりました。
今や大ブームの御朱印。そのルーツは西国三十三所に
閻魔大王の約束の証である宝印を33すべての寺院で集めると、極楽往生の通行証となる。これが西国三十三所観音巡礼の始まりであり、現在の「御朱印」のルーツとなりました。今や大ブームの御朱印集め。人気の秘密は、そのご利益はもとより、どれだけ眺めても見飽きない筆文字の美しさにあります。
参拝の後は甘いものでほっこり。笑顔を誘うスイーツ巡礼
スイーツには人の心を和ませる力がある。西国三十三所の札所寺院では「スイーツ巡礼」と称し、各寺院がおすすめの認定スイーツをご案内しています。参拝の疲れを癒すお楽しみとして、またご当地のお土産としてぜひお試しください。
お問合せは西国三十三所札所会事務局まで
京都市中京区新町通三条上ル町頭町112 菊三ビル501
☎:075-744-6233 Fax:075-744-6236 [email protected]