西国第14番札所 三井寺(園城寺)
近江八景のひとつ、三井の晩鐘で知られる三井寺。音色が優れたこの晩鐘の他に、弁慶が比叡山に持ち去ろうとしたが嫌がって泣いたので谷底へ捨てられたという「弁慶の引き摺り鐘」も間近に観ることができます。琵琶湖に面した高台にあり、ダイナミックな景観も魅力のひとつ。とりわけ約1,000本の桜が咲き誇る春は圧巻の美しさです。観音堂の近くにある十八明神社(別名ねずみの宮)には「平家物語」や「太平記」に書かれた妖怪、鉄鼠の伝説が残り、今年は子年にちなんだ参拝も見られます。また、3月17日から6月30日まで、ご即位記念として本尊如意輪観音坐像が公開されます。本来なら33年に一度しか開帳されない秘仏を拝観できると、早くも話題を呼んでいます。
拝観時間 8時~17時 ※指定文化財収蔵庫は8時30分~16時30分(受付~16時)
入山料 600円
〒520-0036 滋賀県大津市園城寺町246
☎ 代表077-522-2238 納経所077-524-2416 駐車場有
京阪石山坂本線三井寺駅より徒歩10分、別所駅より徒歩12分
JR東海道本線(琵琶湖線)大津駅またはJR湖西線大津京駅より京阪バス乗り換え、三井寺駅下車すぐ
西国三十三所は2018年に草創1300年を迎えました。
2020年12月18日(金)まで、記念事業期間だけの特別な行事を展開しています。
西国三十三所「観音菩薩は33の姿になって人々を救う」
西国三十三所は、和歌山県、大阪府、奈良県、京都府、滋賀県、兵庫県、岐阜県の2府5県にまたがる33の寺院を巡る日本最古の観音巡礼。その歴史は養老2年(718年)にさかのぼります。奈良の長谷寺の徳道上人は、病で仮死状態となったとき、閻魔大王から、三十三所の観音霊場の功徳を世の中に広めるようにと33の宝印を授かりました。
今や大ブームの御朱印。そのルーツは西国三十三所に
閻魔大王の約束の証である宝印を33すべての寺院で集めると、極楽往生の通行証となる。これが西国三十三所観音巡礼の始まりであり、現在の「御朱印」のルーツとなりました。今や大ブームの御朱印集め。人気の秘密は、そのご利益はもとより、どれだけ眺めても見飽きない筆文字の美しさにあります。
参拝の後は甘いものでほっこり。笑顔を誘うスイーツ巡礼
スイーツには人の心を和ませる力がある。西国三十三所の札所寺院では「スイーツ巡礼」と称し、各寺院がおすすめの認定スイーツをご案内しています。参拝の疲れを癒すお楽しみとして、またご当地のお土産としてぜひお試しください。
お問合せは西国三十三所札所会事務局
京都市中京区新町通三条上ル町頭町112 菊三ビル501
☎ 075-744-6233 Fax 075-744-6236 [email protected]