2020年01月15日

手話教室の受講生の生の声をもとに「医療従事者のための手話講座」を大阪にて1月25日に実験的に初開催

カルチャースクールなどで手話教室の講師として活動しているコミュニケーション手話研究所(滋賀県大津市、代表 青山好一)は、医療従事者である受講生の生の声を反映し2020年1月25日にNPO法人MAMIE(大阪市淀川区、代表 安藤美紀)の会議室で初開催いたします。

コミュニケーション手話研究所

「医療従事者のための手話講座」案内

■医療従事者の生の声より

青山好一は活動のひとつとして手話を教えています。手話教室などの受講生の中で、医療従事者が多くを占めています。なぜ、手話を学ぼうと思ったのかという問いに、「患者で聴覚障がい者の方と接し、もっとスムーズにコミュニケーションを取りたいから」や、「手話で挨拶しかできないが話したら、すごく喜んでくれた」、「難しい内容に関しては手話通訳さんと来られるが、入院や薬をもらいにきただけという時は手話通訳がつかないことが多いので、手話通訳がいない時に少しでも話せるように」と切実に答えてくれました。2019年6月より、NPO法人MAMIEの理事となり、そこで「聴覚障がい者からの指さしお願い手帳」がある事を知り、医療従事者の受講生にこの冊子を紹介しました。すると「各病室に1冊欲しい!」や「ドクターにも知って欲しい」など必要性を感じました。このことがきっかけで、現場の医療従事者に耳が聞こえないこと・聴覚障がい者についてもっと知ってもらえる場の提供と、同じ医療従事者同志で学ぶことにより横の繋がりができ、より研鑽できればという思いで、この講座を開催しようと考えました。

■講座について

「耳が聞こえない人=手話」ではないということ。2時間の講座で手話を完璧にマスターすることは不可能です。この講座では、耳が聞こえないということはどういうことか、そのことから手話を学ぶ動機に繋がるような形で構成されています。医療現場で必要最低限の言葉「お大事に」「痛い」などはもちろんですが、この講座では、聴覚障がい者、主にろう者(手話を母語・第一言語とする人)について、そして当事者に実際病院などで困ることなどを話してもらい、最後に実際に聞こえない状況を作りロールプレイ(入院時や問診時の対応など)から、一方的な講義ではなく、参加者自身の気付きから学べる内容をと心がけています。今回の講座では、「各病室に1冊欲しい!」と言われた「聴覚障がい者からの指さしお願い手帳」を参加者に1冊プレゼントします。

■講師について

当講座の講師である青山好一は、両親が聴覚障がい者であることで、日本語と同じように、手話を身に付けました。いわば、日本語と手話のバイリンガルです。厚生労働大臣認定の手話通訳士を取得し、手話通訳としても活動しています。京都外国語大学大学院で手話の講義を受け持ち、幅広い分野で手話を通して携わっています。当事者の講師としては、NPO法人MAMIE代表の安藤美紀、塩野義製薬株式会社(本社所在地:大阪市中央区)の野口万里子の二人が協力。実際に医療現場で困ることなど生の声を幅広く話します。二人は、ロールプレイにも参加し参加者の気付きに後押しします。

■今後の展開について

今回の参加者は、看護師、医療事務、医学療法士、消防士、防災士、介護関係などの約20名です。ほとんどが青山の手話教室の受講生ですが、今後は病院に出向いての講座、それから簡単な手話講座に繋がるようにしていき、最終的には、現場の人たちのモチベーションを保てるように資格やディプロマなど発効できればと考えています。今回協力してくれるNPO法人MAMIE、塩野義製薬株式会社、今後協力していただける団体などと共に1回で終わらせるのではなく、全国に広がるように努めていきたいと思います。

◆お問合せ先

会社名:コミュニケーション手話研究所
担当者:青山好一
TEL:090-8465-4431
MAIL:[email protected]

◆プレスリリース画像
聴覚障がい者からの指さしお願い手帳
◆プレスリリースPDF
【4.38 MB】

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