家具関連の組合員57社(2024/5/28現在)から成る「枚方家具団地協同組合」(事務所:枚方市長尾家具町1-2-2、理事長:藤川龍磨)は6月9日(日)、バス待ちベンチの完成記念セレモニーを開催したします。セレモニーでは、枚方市長、枚方市PR大使でゆるキャラ「みっけちゃん」などが出席しテープカットを行います。
■家具の小売店25店舗が並ぶ「家具のまち」として発展した「枚方家具団地」がにぎわい創出目指し再出発
1962年、家具の一大工業地帯として誕生し、ピーク時は25店舗の家具の小売店が立ち並んだ「枚方家具団地」。現在は小売店15店舗、組合の加盟社も約150社から57社と規模の減少が進んでいます。そんな中、2027(令和9)年度に新名神高速道路が開通するのに伴い、周辺の道路整備が行われ枚方家具団地内のバス停2カ所が移設されることになりました。その際、枚⽅市様、バス停を所有する京阪バス様より府の「都市緑化を活⽤した猛暑対策事業」のお話をうかがい、「家具のまちらしいバス停空間を作ろう」とこの補助⾦を活⽤しながらバス停そばにベンチを完成させました。バス停は移設が2カ所(家具町一丁目、峠)、リニューアル1カ所(家具町二丁目)の合計3カ所となります。ベンチのデザインを考えるにあたって当組合のほか、地域の方をお呼びして3回にわたって話し合いをし、意見を出し合いました。
ベンチは、現代家具に幅広く使われている「集成材」で作りました。集成材は、丸太を板状に切り分け、接着剤で再構築した材料で無垢材と比べて、反りにくく、丈夫な点が特徴です。暑い日も寒い日も、バスを待つ皆さまをしっかりと受け止める頑丈なベンチです。「峠」「家具町一丁目」のバス待ちベンチは、中央に向かうほど背もたれが上に高く伸びていくイスのようなベンチで、最も高いところでは高さ約2.7メートルになります。「家具町二丁目」のバス停は、背もたれが徐々になくなり、1本の角材へと変わっていきます。イスを始めとする家具も、丸太から切り出した角材からスタートしていることを表現しました。また、それぞれのベンチにはシンボルツリーとして木製家具の素材として代表的な「オーク(楢)」の木を植えています。樹木植栽や日除けの設置で夏にはバスを待っている間日差しを避けられるほか、バスを利用しない人の休憩やコミュニケーションスペースとしてもご利用いただけます。今後は、「峠」のバス停周辺を家具まちの⽞関⼝として、「歩⾏者利便増進道路(通称:ほこみち)」制度(国⼟交通省)などを参考にし、バス待ちベンチ周辺からにぎわい空間を作り出せるよう、地域のみなさんとともにまちづくりを進めていく予定です。
■「家具のまちバス待ちベンチ」完成記念セレモニー開催概要
日 時:6月9日(日)10時~11時
場 所:枚方市長尾家具町「峠」のバス停付近
(枚方市長尾家具町1、枚方信用金庫家具町支店さまの対面側)
内 容:オープニング動画放映、主催者挨拶、記念演奏、来賓紹介・挨拶、記念品贈呈、テープカット・除幕式、記念撮影
出席者:枚方市長、ゆるキャラ「みっけちゃん」「くらわんこ」、枚方家具団地協同組合理事長など
※当日12時~15時は地域の方々に向け、木製うちわのワークショップ、学生による大道芸パフォーマンスなどのイベントも開催いたします。ご希望のメディアさまはセレモニー終了後も続けてご取材いただけます。
●取材に関するお問い合わせ●
「家具のまちバス待ちベンチ」広報事務局 担当:辻本・田村
TEL:06-4708-3766(当日は070-1803-0773) E-mail:[email protected]