救急搬送車の製作・販売を行っているCK Company有限会社(大阪府堺市中区深井畑山町237-4)は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、救急搬送時に使用するストレッチャーの顔面部分を覆う「ストレッチャーカバー」を開発。2020年9月15日より販売を開始いたします。
■5月に第1弾として「コロナ対策カーテン」を製作・地元消防局に寄贈しました
当社では新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、救急隊への感染防止が急務と考え、救急車内に設置する感染防止用カーテンを2セット製作し、2020年5月21日に堺市消防局に寄贈しました。チャックを装備しており、最小限の接触でコロナ疑いのある患者を安全に搬送することができます。
救急車への取り付け費用を含み、22万8,000円(税別)で販売をいたします。
■新たに、患者搬送時の飛沫感染を防ぐ「ストレッチャーカバー」を開発しました
今回第2弾として開発したストレッチャーカバーは、救急車に患者を乗せる際に使用するストレッチャーに装着する顔面部分のカバーです。開け閉めができるため必要に応じて使うことができます。
このストレッチャーカバーはもともと、救急車に乗せる際の「患者のプライバシーを守る」ことと、雨天時の「雨よけ」のニーズがあったことから考案していたものですが、コロナ対策にも有効と考え、開発を急いだものです。カバーがあることで飛沫を防ぐことができるだけでなく、上面を透明にすることで患者の様子を常に見ることができ、急変に対応することができます。
2万9,800円(税別)で販売をいたします。
■当社について
CK Company有限会社は、大阪府堺市で2003年に設立。福祉仕様車両、ハイエースキャンピングカーなど自動車の新車・中古車の販売・整備などを手掛けております。中でも、従来約1,500~1,800万円(医療機器を含むと約3,000万円)かかった救急搬送車を、約350万円~(中古車ベースの場合約300万円~)で提供できるとあって、2019年10月に販売を開始以来、既に16台を納車しております(平成23~25年式ハイエース、5万km前後の中古車で298万円~、平成26~30年式同、3万km前後で398万円~が目安)。
■カスタムカーの製作技術を、救急搬送車の製作に生かしています
代表を務める遠藤弘教(40歳)は、15歳から自動車整備の仕事を始め、23歳で独立、映画「ワイルドスピード」に憧れ渡米。カスタムカーの本場、アメリカで「グラインダータトゥー」というアート技術を習得し、日本に持ち込みました。その後、約10年間はカスタムカーの製作を行ってきましたが、34歳で誕生した子どもが入退院を繰り返したことから、医療業界で必要とされる福祉車両に関心を持ちました。
ちょうどその頃、近隣病院から救急車や福祉車両の板金・塗装の仕事が舞い込んでいたこともあり、福祉車両の代車事業・レンタカー事業を着想。中でも救急車は非常に高価のため、民間病院が独自に保有することが難しいことを知り、カスタムカー製作の技術を生かしてオリジナルの救急搬送車作りに取り掛かりました。
車両本体はトヨタハイエースの福祉車両を使用しますが、救急搬送車に転用するための強度テストや、内部に設置する医療設備、ストレッチャー、シートベルトなど、求められる水準に達するまで約4年の歳月を必要としました。
医療機器を稼働させるための100V電源(1500W以上使用を可能)、万一の際も40分~1時間は電源が切れないバッテリーなどの電気系は、カスタムカー製作の技術(カーオーディオやドレスアップ照明用)を応用したものです。オリジナルで開発したストレッチャーのパイプ部分は、カスタムカーのマフラー製作の技術を活用して加工しています。
本リリースに関するお問い合わせ・取材について
CK Company有限会社(大阪府堺市中区深井畑山町237-4)
担当 : 遠藤 TEL : 090-9690-3437 E-mail : [email protected]