高松市は高松市は2016年10月5日(水)から14日(金)までの10日間、同市玉藻町の「史跡高松城跡玉藻公園」を会場として、秋の夜長に芸術を楽しむ観光イベント『アートatナイトフェスティバル』を開催いたします。
高松藩主・松平賴聰(よりとし)と彦根藩主・井伊直弼の娘、弥千代姫との“愛の絆”を題材にしたナイトスクリーンでの影絵の上映や、香川県で生まれた讃岐岩(サヌカイト)による生演奏、地元の彫刻家や高校生らが制作した石行灯とテナーサックスのストリート演奏が織りなす“和と洋のコラボレーション”などが満喫できる、まさに芸術の秋にふさわしいイベントです。
また、直島などを舞台に10月8日(土)から始まる「瀬戸内国際芸術祭2016」にあわせて香川県を訪れる県外の観光客や外国人観光客の方々にも、島巡りの後ゆったりと高松の魅力を感じてもらうことができるよう様々なプログラムを企画しています。
■テーマは 「高松・彦根 ~今昔愛の物語~」
高松市と滋賀県彦根市は、1966年に姉妹城都市提携を結び、2016年8月に50周年を迎えました。
両市の提携の由来となったのは、高松藩最後の藩主・松平賴聰と、彦根藩主・井伊直弼の娘、弥千代姫との婚姻にまつわる“歴史秘話”でした。
幕末のころ、当時幕府要職溜詰で藩主同士の親交も深かったという縁で二人は結婚、しかし政変など激動の時代にあって、諸般の事情からわずか5年で離縁を余儀なくされました。その後、双方とも9年間独身を貫き、明治維新後、ついに復縁し、その後は生涯添い遂げたのです。
この強い絆と愛で結ばれた逸話に基づき、「今も昔も時代は変われど、人を愛する心は何一つ変わらない」という「今昔愛の物語」を影絵の世界で表現し、訪れる皆様に堪能していただきます。
■プログラム
メインイベントは、披雲閣大書院で1日3回上演するナイトスクリーン『影絵の世界』と、披雲閣そてつの間で行われる『サヌカイトの演奏』です。
そして、西門から披雲閣に続く道沿いを彩るのが『石あかりの小径』。地元の彫刻家・高石覚さんや高松工芸高校の生徒たち、またアキホ・タタさんと、地元の小学生の“コラボ石あかり”など、これまでにない新しいアート作品を制作・展示。郷土の自然から生まれた「サヌカイト」と「庵治石(あじいし)」が音と灯りで癒しの空間を創り出します。
会場内に設置した「お城カフェ」では、来場者へのおもてなしとしてコーヒーとお菓子のセットをワンコイン500円で販売します。また「うどん県おいでまいキャラバン隊」の一員「さぬきの姫香姫(こうひめ)と静御前(しずかごぜん)」が玉藻公園を案内する催しや、庵治石を使用した「あかりワークショップ」ではキャンドルホルダー、記念品などの可愛い小物制作が楽しめます。
■「国指定名勝 披雲閣庭園 ライトアップ & ミストシャワー」
会場となる「史跡高松城跡玉藻公園」では、10月5日(水)~10月16日
(日)まで、17:30~21:00の時間帯は入園料が無料になります。
格式ある日本庭園のライトアップとミストシャワーをぜひお楽しみください。
<イベント概要>
■開催期間;2016年10月5日(水) ~ 14日(金)の10日間
■場所;史跡高松城跡玉藻公園内(JR高松駅から徒歩約3分)
(ことでん高松築港駅から徒歩1分)(高松港から徒歩5分)
■時間;18:00 ~ 21:00
■来場目標;1日あたり500人/10日間で5,000人