2025年03月04日

大阪で1000人以上の留学指導や受け入れを手がけてきたスペシャリストが独自分析
大阪府が進める「全府立高校海外短期留学支援事業」
渡航前準備、帰国後のアフターフォローが成功のカギ!

有限会社OEH

 大阪・枚方の住み込み型英会話スクール「大阪イングリッシュハウス」を手がける「有限会社OEH」(所在地:大阪府枚方市)の代表取締役・渡辺 秀和 は、これまで国内外1000人以上の留学コンサルを手がけたノウハウをもとに、大阪府が進める「全府立高校海外短期留学支援事業」に関して考え得る問題点やポイントを以下のように独自分析しました。

「全府立高校海外短期留学支援事業」想定フロー

■「話せる英語力」向上に加え、「柔軟な思考力」を養うチャンス
 今年2月、府立高校全148校で海外姉妹校提携行い、高校生の短期留学を支援する取り組み「全府立高校海外短期留学支援事業」を令和7年度から進めると大阪府が発表しました。(※1)1校あたり生徒20人を選定し、1週間~10日間の短期留学を実施。大阪府教育庁が1人あたり10万円の補助金を出します。現地でのコミュニケーションを図ることで、高校生の英会話能力向上を目指す取り組みです。

 これまで20年にわたり1000人以上の留学生の指導や受け入れを手がけてきた渡辺が、大阪府の同取り組みに関するさまざまな問題点やポイントを分析しました。

※1 大阪府 全府立高校海外短期留学支援事業についてhttps://www.pref.osaka.lg.jp/o070050/koho/kaiken2/20250204f.html


【短期留学の利点】
1.異文化理解の促進
海外の学校で現地の学生と交流することで、日本とは異なる価値観や文化を肌で感じることができます。「正解が一つではない」という考え方や、日本では当たり前のことが通用しない環境に身を置くことで、柔軟な思考力が養われます。

2.自己表現力の向上
日本の学校教育では自分の意志をはっきり述べる機会が少ないですが、海外では積極的に発言することが求められる機会が多々あります。短期間でもその環境に触れることで、自己表現力やコミュニケーション能力が向上します。

3.将来のキャリアに活かせる経験
留学経験は、大学受験や就職活動でも大きなアピールポイントになります。企業が求めるグローバル人材の素養を高校時代から育むことができるのは大きなメリットになります。

■事前準備・帰国後のアフターフォローが留学成功のカギ
渡航前の準備から渡航後の振り返りまで、図のような流れが想定されます。各フローで考え得る問題点は下記です。

【渡航前】
大阪府では現在、公立高校148校のうち49校が海外の姉妹校と提携しています。残りの約70%の高校は姉妹校としての提携探しからスタートしなければならない状況です。提携先の学校も英語圏であればどこでもOKというわけでもなく、各高校の教育方針や特色と一致していることが重要になります。参加生徒の選定については、英語力を基準にするのか、面接で参加意思を確認するのかなど、評価基準・方法の設定が必要になります。また、留学を成功させるには事前準備が重要です。英語学習はもちろん、異文化理解のためのグループワークなどを実施することが望ましいです。

【留学中】
教員は、現地での引率や姉妹校関係者とのやり取りはもちろん、滞在先のホストファミリーとの問題や現地自由行動時のトラブル対応を主に行います。上記の対応に十分な教員の配置が必要になります。

【渡航後】
無事に帰国できたから終わりではなく、学習内容の成果測定のために帰国後の報告会やレポート提出など課題の設定が必要になります。課題を設定することで生徒自身は留学での経験を今後に生かす方法や、キャリア形成の方向性設定などに活用することができます。また、学校側としても、職員内で共有する為の報告会や情報共有を行うことで、次年度からのカリキュラムの制定、姉妹校との長期的な関係構築のための継続的なコミュニケーションが必要になります。

同制度は高校生にとって海外経験を積む貴重なチャンスとなります。そのチャンスを存分に生かすためにも、渡航前の準備、渡航後のアフターフォローが非常に重要です。

■渡辺秀和プロフィール
1976年 大阪府に生まれる。2005年、日本でも珍しい住み込み型英会話スクール「大阪イングリッシュハウス」の三代目代表取締役に就任。幼い時に父を亡くし、母とも離れて幼少期を過ごす。おいたちの不幸自慢では負けたことがない。同志社大学大学院総合政策科学研究科修士課程修了。カンボジアで不動産、泡盛生産や牧畜、学校の設立などを手掛けるほか、フィリピンで蕎麦づくり、ウズベキスタンで貿易業など世界各地で様々な事業を展開している。50カ国以上の国を歴訪。スナフキンのような生活スタイルで国際人材育成に励んでいる。超フットワークが軽く、行動第一主義。夢は、大学をつくることとどこかの国の全権限大使になること。人生の真逆を行くビジネスソーシャルイノベーター。

■「大阪イングリッシュハウス」について
1967(昭和42)年、住み込み型の英会話スクールとして開業いたしました。施設内には英語の授業を実施する教室のほか、交流イベントを行うラウンジや共有キッチン、バス・トイレ付きのプライベートルームなどを完備。日常生活を送りながら外国人との交流を深めることで、学問としての“語学”ではなく、コミュニケーションツールとしての“語学力”を身に付けていただくことを目的としています。近隣の関西外国語大学に通う学生の下宿先や、日本を訪れた外国人の宿泊先など、さまざまな国や目的の人々が集まる拠点にもなっています。

運 営 会 社:有限会社OEH 代表取締役:渡辺 秀和
施 設 名:大阪イングリッシュハウス
所 在 地:大阪府枚方市岡山手町11番4号
電話番号 :072-841-0410
設   立:1967年
W E B :https://oeh.jp/

◆お問合せ先

●取材に関するお問い合わせ●
有限会社OEH 広報事務局 担当:小村、田村 
TEL:06-4708-3766 E-mail:[email protected]

◆プレスリリース画像
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有限会社OEH 代表取締役:渡辺秀和
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施設外観
◆プレスリリースPDF
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