京都嵐山の「嵯峨商店街」で若手が協働し、認知度アップを目指す新シンボルを設置

京都市右京区、JR嵯峨嵐山駅から天龍寺に続く通りを中心に形成される「嵯峨商店街」が商店街のシンボルとなるフラッグ・街灯ステッカーを設置。本取り組みは、嵯峨商店街活性化委員会に所属する若手と嵯峨地域に縁のある若手ディレクター・デザイナーが中心となり実施した。街灯ステッカーには往来の多い観光客に向けた嵯峨商店街MAPが掲載され、嵯峨商店街に所属する店舗の場所や営業日が確認できる。アーケードのない嵯峨商店街で商店街としての認知向上、商店同士の繋がりを深めることで更なる発展を目指し、観光客と地域住民双方が心地よく使える商店街作りに取り組んでいる。

京都嵐山の「嵯峨商店街」で若手が協働し、認知度アップを目指す新シンボルを設置

【「嵯峨商店街」に新たなシンボルを】
JR嵯峨嵐山駅やトロッコ嵯峨駅、京福電鉄嵯峨嵐山駅を含む​​嵯峨商店街では、嵯峨嵐山地域の観光地化により、多くの観光客が往来している。観光客による経済効果が期待される中、地域に向けた商店と観光客むけの商店の両方が立ち並ぶ嵯峨商店街では地域ニーズと観光ニーズの双方に答えていくとこが長年の課題である。アーケードがない商店街で、地域や観光客から商店街という認知が薄れ、商店同士の繋がりや商店街としての活性化事業のあり方を見える化する必要があるという意見から本シンボル制作事業がスタートした。

【若手で考える「これからの商店街」】
本事業では京都市の補助金を活用し、従来から組織されている「嵯峨商店街活性化委員会」内より次の世代となる若手が集まり事業案を企画・実施まで行った。嵯峨商店街の秋祭りや地元市民向けのLINEクーポン事業などで活性化に携わる「頼-tano-」がディレクションに参加し、フラッグのデザインは京都芸術大学（学校法人瓜生山学園）を卒業したkoto.が制作した。

フラッグのデザインを制作するにあたって、嵯峨商店街のシンボルマークである達磨・五山送り火の鳥居形・竹林を必須項目として加え、新しさと古くから地域の人に馴染みのある風景を取り入れた。全てを刷新するのではなく古くから愛されているものを活用し、新しい動きを地域に寄り添って行うという想いを込めている。

<デザイナーについて>
koto. https://www.instagram.com/kott_n_e/
京都芸術大学（学校法人瓜生山学園）情報デザイン学科を卒業後、現役デザイナーとして現在も活動中。「人と関わりながら、作るデザイン」をモットーに日々モノづくりを行なっております。グラフィックデザイン・イラスト・動画、様々な媒体を活かし、お客様に寄り添いながら叶えたい！を実現します。


【観光と地域ニーズの両輪を携える】
嵯峨商店街では本事業の他、毎年秋に嵯峨商店街秋祭りを開催し、商店街周辺に住まう子供達や住民に向けて商店街の活用、交流促進を目指している。本年も10月26日（土）・27日（日）に地域住民と観光客の双方に開く形で秋祭りが開催される予定だ。商店街のフラッグや街灯ステッカーにあるMAPを活用し、商店や地域の更なる発展を目指す。

日程：10月26日（土曜日）・27日（日曜日）
場所：JR嵯峨嵐山駅前　ビナリオ広場
主催：嵯峨商店街

＜嵯峨商店街活性化委員について＞
嵯峨商店街で店舗やサービスを営む商店街加盟店舗店主・スタッフ等が有志で集まり、嵯峨商店街をよりよくするためにイベント企画やお祭り等を考え、一丸となって実施しています。これまでに、夏祭り、秋祭り、年末大感謝祭お客様向けクーポン配布企画、台湾台中市での物産展等を行っています。

公式HP：　https://sagaarashiyama.jp/official/
公式インスタグラム：　https://www.instagram.com/saga.arashiyama.shoutengai/

＜頼-tano- について＞
2021年6月設立、地域企業・組合・町おこし等におけるイベント企画、広報補助、プレスリリースの執筆等を含むソーシャルメディア補助等の事業を実施する「地域のなんでもや」。主な活動地域として、嵯峨商店街、西陣等が挙げられる。「産廃を減らす、思いを紡ぐ」を理念に掲げ、新規事業として、京都・西陣地域の産業廃棄物を再利用するハンドメイドアクセサリーブランド「sampai（サンパイ）」を立ち上げている。