西宮の老舗洋食店「洋食とワインのお店 土筆苑」(兵庫県西宮市)は昨年10月より、ノンアルドリンクメニューを約5倍拡充し、試験運用しました。ドリンクの売上が前月比1.4倍になる月もあり、想像以上の売上増加が見込めたため、今後さらにさまざまな国からノンアルドリンクを取り寄せ、「お酒を飲まなくても楽しめる洋食店」を目指します。
■大手ビールメーカーも注目。急伸するノンアル市場
若者のアルコール離れが進む中、コロナ禍に伴う健康志向の高まりなどでノンアル市場が注目されています。大手ビールメーカーの調べでも、令和4年のノンアルコール飲料の市場規模は前年比2%増の4084万ケース(1ケース=350ミリリットル入り24本)で、10年前より4割ほど拡大しています。※
実際に当店においても飲まない人は増えており、「お酒で利益を出す」というビジネスモデルが変わる時期にきたのではないかと感じました。シェフの大谷もあえて酒を飲まないライフスタイル(ソバーキュリアス)で、外食してもそのお店に置いてあるノンアルドリンクが「コーラ」「ジンジャエール」など甘すぎることにも疑問を持っていました。
そこで土筆苑では昨年10月よりノンアルドリンクをこれまでの5倍に拡充し、試験的に運用を始めました。ノンアルドリンクはシェフ自ら国内外から取り寄せて吟味して選んだもので、海外の有名ビールメーカーが作るものや、高級ホテルのレストランで導入されているオーガニックな製法で作られたドリンクまでさまざま。全ドリンクメニューのうち7割がノンアルドリンクとなりました。
※ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態・意識調査
https://www.suntory.co.jp/news/article/14492.html
■拡充後の売上の変化
初めての取り組みではあったものの、拡充後のドリンクの売上は3か月平均で25%増。例年12月にかけてドリンクの売上は増加傾向ですが、それ以上に売り上げを伸ばすこととなりました。要因はノンアルドリンクを拡充することで酒を飲まない人に「水」以外の選択肢を提供できたこと。うれしい誤算としてアルコールの注文率、おかわり率が増えたことです。一緒に食事をする人が水以外のドリンクを飲んでいることで、飲酒する人がアルコールを注文しやすくなったと考えています。今回の導入により、「お酒はいらないけれど、食事に合う飲み物は飲みたい」という需要があることがわかりましたので、当店としましてはさらにノンアルドリンクを充実させ、お酒を飲まない人でも気軽に入れる洋食店として親しまれるお店を目指していきたいです。
■「下戸サミットパーティ」詳細(※大谷シェフや参加者へのご取材が可能です)
日 時:4月12日(金) 19時~21時
場 所:洋食とワインのお店 土筆苑(兵庫県西宮市高松町11-2)
内 容:アメリカ合衆国で禁酒法が施行されていた時期にアルコール飲料を密売する場所として繁栄していた「スピークイージー」の反対「逆スピークイージー」をテーマに、20種類のノンアルコールドリンク や料理を楽しむ晩さん会です。1920年代のアメリカンファッションに身を包んだ約20人が参加予定。下戸シンガーや下戸ギタリストによるライブショーも披露します。
■「洋食とワインのお店 土筆苑」詳細
住 所:兵庫県西宮市高松町11-2
電話番号:0798-65-3366
営業時間:ランチ 平日=11時~14時30分(L.o 14時)
土日祝=15時(L.o 14時30分)まで
ディナー =17時~22時(L.o 21時)
定 休 日 :月曜(祝日の場合は翌日)
H P:https://www.tsukushien.com/
<報道関係のお問い合わせ> ご不明点はお気軽にお尋ねください
洋食とワインのお店土筆苑 広報事務局 担当:辻本・田村
TEL:06-4708-3766 E-mail:[email protected]