京都西陣の伝統産業から出る産業廃棄素材を再利用するハンドメイドブランド「sampai(サンパイ)」と京都市内の大学に通う学生たちが環境保全について発信するアカウント「きょうえこ」を設立します。京都市内の学生をターゲットに、環境保全に対する情報選択の困難や対策の実施への不安などの問題を解決。関心と活動実施の機会を増やすことを目的としています。京都市環境レポート内から厳選した身近な問題について、解決策や日常でできる取り組みを取り上げ「今日から実践できること」に焦点を当て、大学生目線で発信。2023年10月からポスト投稿や動画を活用し、Instagram・facebook・TikTokでの投稿開始を予定。
「関心はあるが実践できない」過半数が感じる環境保全の情報不足。
近年、環境問題や環境保全の取り組みについて耳にする機会が増えました。持続可能な開発目標の達成に多くの企業が取り組んでいます。令和4年度京都市環境Web調査によると、環境関心度は全年層で約4分の3がとても関心がある、またはある程度関心があると答え、環境保全活動や環境学習の機会は約半数が増えていると感じていると答えています。しかし、同調査の「環境教育・学習や環境保全活動に関する情報を十分に得られていると感じますか。」という設問に対しては半数以上が情報を得られていないと感じていると回答。この結果から環境問題に対して「関心はあるが環境保全活動を実践するために必要な知識は不足している」という課題を発見しました。
学生主体のプロジェクト SNSアカウント「きょうえこ」を設立。
当プロジェクトは環境問題をより身近に感じ、考える人を増やすために持続可能なライフスタイルのヒントや京都市の環境保全活動を紹介するSNSアカウント「きょうえこ」を設立。当アカウントは京都市西陣地域を拠点に伝統産業の産業廃棄物を再利用するアクセサリーブランド「sampai」と京都市内の大学に通う学生の共同事業です。京都市が毎年発行している「京都市環境レポート」には京都市環境基本計画に掲げる施策の進捗状況、結果等が記載されています。4分野の長期目標があり、それぞれの達成のために施策の実施と評価が繰り返されています。学生プロジェクト「きょうえこ」では京都市環境レポートで取り上げられる4つ分野から京都市の施策を紹介し、活用を促す動画を作成、発信します。
「今日からできる」取り組みを紹介、大学生目線の持続可能なライフスタイル。
プロジェクトでは「今日からできる」エコな行動のヒントや京都市の取り組みを活用する方法の発信。大学生目線で当事者意識を持って、環境保全活動に対する学生の不安点や実戦までの壁を理解し、寄り添った情報提供ができます。環境保全への関心を増やし、活動の実践をより促すため、動画と画像で環境問題や解決策、最新ニュースなどをわかりやすく伝えます。「京都市環境レポート」内では包括的に多くの問題を取り上げていますが、当プロジェクトでは特に身近で「今日から」取り組みやすい課題を取り上げます。給水マップや使い方、ゴミの分別方法など持続可能なライフスタイルのヒントを各SNSで日本語と英語で紹介。環境保全に取り組む飲食店や施設への訪問インタビューも企画中。投稿は2023年10月から第一弾を発信予定。
<以下の内容を発信予定>
1 給水マップの使い方
2 食べ残しゼロ店の利用方法
3 衣料品回収について
4 ごみの出し方講座
5 野菜等の廃棄ロスについて
<対象となるSNSアカウント>
下記アカウントは京都市の協力の下「きょうえこ」を運営する学生が管理するアカウントとなります。
【Instagram】@kyoeco.kyoto
リンク:https://instagram.com/kyoeco.kyoto?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
【Facebookページ】ページ名:きょうえこ
【TikTok】きょうえこ ID:kyoeco.kyoto
【誹謗中傷等の対応について】
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* https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000142151.html
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