兵庫県・姫路で就労支援を行う「つなげる株式会社」(住所:兵庫県姫路市、代表:仲里 航)が運営する就労継続支援A型事業所「ほまれの家グループ LINK」は4月19日(水)、施設外就労として「HIMEJI 神屋めだか」をオープンします。改良めだか専門店で、一般就労を目指す障がいのある方が支援員サポートのもと飼育・販売を行います。
■オープンの背景
当社は2022年4月、「就労継続支援A型事業所 ほまれの家グループLINK」を立ち上げました。就労継続支援A型は、障がいを持たれる方が将来の独立を目指し、雇用契約を結んだ上で働くことができる障がい福祉サービスです。就労継続支援A型のルールとして、生産活動収入(事業収入)でメンバー(障がいスタッフ)の人件費を支払うという決まりがあります。施設(事業所)内ではECサイト制作・運営/PC事務作業(データ入力)/オークション出品代行作業など受託業務を請け負ってきましたが、それだけで人件費を賄うことが難しくこのたび、施設外就労として自社で運営できる「HIMEJI 神屋めだか」をオープンします。
■「改良めだか販売所」を選んだ理由
就労継続支援A型は雇用関係を結んでいるのが特徴で、県の最低賃金(2023年4月現在、960円)を必ずお支払いしています。改良メダカについてはカラフルな見た目や飼育のしやすさなどから注目され、コロナ下で需要が急増。そのため、メンバーへ給料として還元しやすく、さらに動物と触れ合うことによって精神的なやすらぎを得られるというメリットもあると考えこの業態を選びました。今年1月から開店準備のためにメンバーに働いてもらっていますが、休む日が減ったり、いつもより長時間働けたりするなど効果を実感しています。
■エサやりや水槽の掃除といった飼育、採卵、販売、グッズ制作まで手掛けます
メダカを飼育する中で労力が大きいのは水の入れ替えです。そのため、当店では24時間水が入れ替わる集中濾過システムを作り、メンバーにはそのほかの飼育や、採卵、販売などに集中できる環境を作っています。店内には病気になったメダカを回復させる「塩浴」スペースや、採取した卵を孵化させるスペースもあり、メダカの回復・成長を手助けします。障がいの特性上、忘れっぽい方もいるので、仕事の手順を書いた説明書も支援員やメンバーで作り、それを見ながら仕事を進めていきます。開業時に取り扱うメダカは19品種、約400匹で、価格はオスとメスのペア販売で800円~5,800円となっています。開業時には3人のメンバーが勤務予定で、今後は最大7人が店舗で働く予定です。初心者の方にも気軽に入っていただけるようカフェのような内観を目指しました。エサや水草、産卵床、流木などメダカ飼育を始めるのに必要な材料が揃ったセットを販売するほか、オリジナルキャラクターも自作し、絵本などグッズも制作・販売します。
■「HIMEJI 神屋めだか」詳細
住 所:姫路市神屋町2丁目20-2 ジュネス神屋町 1階
電話番号:079-280-1230
営業時間:10時30分~12時、13時~15時
定 休 日 :土曜・日曜・祝日
事業内容:めだかの飼育、販売(実店舗およびEC)、めだか水槽のリース(B to B、B to C)、
めだか関連制作および販売(ECサイト制作、関連グッズ制作、SNS更新作業)
ホームページ:https://homare-link.co.jp/(ほまれの家グループ LINK)
●取材に関するお問い合わせ●
つなげる株式会社 担当:仲里
TEL:079‐226‐2828 E-mail:[email protected]