兵庫県鞄工業組合(住所:兵庫県豊岡市、理事長:衣川 英生)は、11月12日・13日に明石市で開催される「第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会」の式典行事で使われる「お手渡し容器」を製作しました。
■兵庫県・豊岡の地域ブランド「豊岡鞄」が、「稚魚等のお手渡し」で使われる「お手渡し容器」を製作
「全国豊かな海づくり大会」では、豊かで美しい海を次世代につないでいくことを目的に、その地域で漁獲される稚魚等をお渡しする行事があります。稚魚等は「お手渡し容器」に入れられ、天皇・皇后両陛下から、漁業関係者にお手渡しされます。お手渡し容器は開催地によってデザインはさまざまで、各地域の技術が詰め込まれた素晴らしいものばかりです。そして今回、縫製技術とSDGsの取り組みが高く評価され、豊岡鞄として協力させていただくことになりました。
今回使うのは植物の柳と廃漁網ナイロン。柳は国の伝統工芸品としても知られる豊岡杞柳(きりゅう)細工の原料です。さらに豊岡鞄では2021年より廃漁網を使った生地で作られたかばんを製作しています。お手渡し容器は、柳と廃漁網ナイロンを使い、稚魚等の入る金魚鉢を包みました。豊岡で古くから栽培されている柳と最新の技術で再活用された漁網を融合させたお手渡し容器となります。
■大会概要
名 称:第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会~御食国(みけつくに)ひょうご~
日 時:2022年11月12日(土)、13日(日)
場 所:式典行事=明石市民会館、海上歓迎・放流行事=明石港ベランダ護岸
海づくりフェスタ(12日・13日)=明石公園
サテライト会場(13日)=妻鹿漁港、浜坂漁港、道の駅あわじ
※式典行事、海上歓迎・放流行事の参加者は招待者のみとなります
【豊岡鞄について】
「豊岡で育まれ、ものづくりの長い歴史と、職人の技術が生んだ、優れた鞄を消費者に安心して使っていただく」というコンセプトのもと、特許庁から2006年に認定を受けた地域ブランドです。豊岡市で作られたかばんの中でも兵庫県鞄工業組合に属し、組合が定めた基準を満たす認定企業によって生産され、さらに審査に合格した製品のみを「豊岡鞄」と認定しています。
【全国豊かな海づくり大会について】
水産資源の保護・管理と海や湖沼・河川の環境保全の大切さを広く国民に訴えるとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて、水産業の振興と発展を図ることを目的として、豊かな海づくり大会推進委員会との共催により、都道府県ごとに毎年各地で開催されています。兵庫県は、昭和57年の第2回大会(旧城崎郡香住町)以来、全国で初めて2度目の開催地となります。
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