一般社団法人京すずめ文化観光研究所(京都市下京区)は現在、公募事業「京都への恋文」を実施しています。コロのナ禍で外出が難しい状況ですので、皆さまの京都に対する思いを手紙で表現していただき、頭の中だけではありますが旅行した気分に浸れる”エア観光”企画として、新しい観光の形を提案できればと思っています。
■”エア観光””一筆散策”で感染知らずの旅行気分を!昔ながらの手紙が感染リスク抑えて楽しめる道具に
「京都への恋文」は2009(平成21)年から始まった取り組みで、京都にまつわる思い出などを文章、俳句、絵、写真など手紙で表現する企画です。これまでの入賞作品には「京都の思い出」をつづるものから、「京都タワーと賀茂川の亀形の飛び石は無粋」という”おしかり”のようなメッセージまでさまざまです。
現在、コロナ禍で京都をはじめとする観光地は国内外の需要が消失し、京都は近年で最もひっそりとしている状況です。昨年第3回「京都への恋文」を開催したものの、新型コロナウイルスの影響で表彰式も中止にしました。みなさまが観光を楽しめない今、「何かしらの方法で京都を楽しんでもらえないか」と今回は企業から協賛を得、参加者全員にプレゼントを用意しました。さらにコロナが収束し、観光に来た際に使ってもらえるクーポンのような特典も用意しています。より多くの方にご参加いただくために、今年はネット上に「恋文広場」を開設。ローカルメディア協力のもと、周知を図ります。
みなさまには手紙で京都への思い出をつづっていただくことでかつての旅行や生活を思い出し、間接的に京都にきた気分に浸れる”エア観光”や”思い出観光”で京都を思い出していただければ幸いです。
■京都が嫌いな審査委員長 井上章一のコメント
私は京都の西郊、花園生まれの嵯峨育ちです。今は南郊の宇治で暮らしていて、これまでの人生をずっと京都周辺で過ごしてきました。京都という街のことも、それなりにわきまえているつもりです。そして、私はこの街のことがあまり好きになれません。いやだなと思うところがたくさんあります。恋文を書こうとする気はおこらない。そんな私が審査委員長になっていいのか。お引き受けする前はためらいました。
しかし今では腹をくくっています。なかには私を反省させるものがあるかもしれません。「あぁ、そうや。京都にはこんなええところがあったんや。盲点を突かれたな」そう私に回心をせまる手紙との出会いに期待します。
■一般社団法人京すずめ文化観光研究所について
江戸時代初期、1665(寛文5)年に「京雀」が発行されました。これは名所旧跡の案内記ではなく、町名の起こりや市井生活にも目を向けた新しいタイプのものでした。この「京雀」の志を21世紀に復活させたいという想いから「遊悠舎 京すずめ」を2001(平成13)年創立し、2017(平成29)年に京すずめ文化観光研究所として再スタートすることにしました。「京すずめ」は京の暮らしのまわりの文化資産、人と自然が響き合い守り合う京の心を伝承し、その知恵と歴史を世界に発信し、次の世代に伝えたい価値ある京都の良さを発掘します。
■「京都への恋文」開催概要
募集期間:2021年2月1日~9月30日
応募形式:文章は400字以内、川柳、和歌、俳句、絵、写真で、すべてハガキサイズ(100×148mm)
応募言語:日本語、英語のみ。
応募資格:京都に関心のある人
応募方法:専用フォームに入力、e-mail、郵送
応募特典:協賛企業から特典を全員供与
参 加 費 :無料
結果発表:2021年10月~11月
概要の詳細 https://kyosuzume.or.jp/kyoto-koibumi/part-4/
ぜひ、貴社媒体でお取り扱い頂きますようお願い申し上げます。ご不明な点はお気軽にお問合せ下さいませ。
●取材に関するお問い合わせ●
京すずめ文化観光研究所 担当:土居
TEL:070-6500-4164 E-mail:[email protected]