使い捨てを防ぐ‘底のない袋’を開発
2009年2月10日
エコロジーを志向し、感動デザインを発信し続けているatoo株式会社・太田悦嗣デザイン事務所は、野菜など食品を冷蔵庫で保存するときに使う、ジッパーで密封する透明の保存袋をデザインした。
本来、使うたびに洗浄し、繰り返して使用すべきものだが、多くの場合、汚れたら捨てられているのが実情だった。底の両角に付いた汚れが取れにくかったり、洗った後の乾燥が不完全になりがちという理由だ。
Ghost Ship movie download 底をなくしてしまえば、汚れもとりやすいし、乾きやすくなる。そんな大胆な発想から生まれたのが‘底のない’食品保存用プラスチック袋。
開口部と底部の両側にジッパーを取り付けて、両方のジッパーを開ければ筒状になり、洗浄・乾燥が容易になる。また、ひっくり返せばより容易になる。
洗浄・乾燥作業が容易になることで、旅行先や介護の現場での汚れ物入れなどに、また、工夫次第では考えられない使用方法が生まれる可能性がある。例えば、両側が開くことから切花を包装する際には差し込んで、取り出す際には底から引き抜くことで花や葉を傷めることはない。ディバイス運搬用に使用する場合には、真空状態に近い状態にすることが容易で、運搬中の破損を防ぐなど、発想次第では用途が広がる可能性を持っている。
以上
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
atoo株式会社
担当者 : 太田悦嗣
住所 : 大阪市福島区玉川1－5－1－206
TEL : 0664495116
関連画像
