“神戸洋服”の技術を若手に託し神戸から世界を目指す
職人による職人のための仕立て塾「佐伯塾」が開講
~映画『 繕い 裁つ人』で注目の仕立て職人 ~
2015年2月23日
株式会社 神戸洋服
株式会社神戸洋服(神戸市中央区)は、2015年3月より、黄綬褒章受章の佐伯博史による紳士服仕立て塾「佐伯塾」を開講致します。
対象は現役の仕立て職人や職人を目指す方で、短期間で高いレベルの技術が習得できるだけでなく、販売や経営などの実務指導から就職まで一貫して支援します。
■佐伯博史が現役職人たちに直接指導
最大の特徴は、黄綬褒章受章の仕立て職人佐伯博史から、高い技術と実務を直接学べる点です。
洋裁学校や洋裁教室は数多く存在し、ある程度の技術を習得することは可能でしたが、それ以上の指導が受けられる機関はこれまでありませんでした。
そして技術を習得ても、就職難や、経営難など、職人たちは厳しい現実を突きつけられてきました。
そんな職人たちをなんとか救いたいとの佐伯博史の思いから、2015年3月より紳士服仕立て塾「佐伯塾」を新神戸の神戸洋服にて開講いたしました。
少人数制で、それぞれ細かいコース設定があるため、自身に必要な物だけに絞り込み、短期間・低コストで高いレベルの技術を習得することが可能です。
神戸洋服は工房、店舗、養成が一体となった機関ですので、技術面だけでなく、営業や販売などの必要な知識までも、生きた現場から学ぶことができます。
若手の雇用も積極的に行っており、希望があれば神戸洋服への就職が可能です。
佐伯博史による縫製技術の指導の様子
■神戸が誇る仕立て技術を世界へ
19歳の時に広島で仕立て職人となった佐伯博史は、1987年 近代洋装発祥の地である神戸にテーラー佐伯を開業し、以後現役職人として第一線で活躍してきました。その経験から、2015年1月に公開された、神戸の小さな仕立て屋の職人の生き様を描いた映画『縫い裁つ人』で演技指導を務めました。
このように仕立て職人に注目が集まる一方で、ファストファッションの流行やテーラーの減少、後継者不足によりオーダースーツ業界は衰退しています。緻密に計算された縫製により、着るほどに馴染む。流行に囚われない。そのような ”神戸洋服” の本当の良さを、日本だけにとどまらず世界の人たちに伝えたい。佐伯博史は自身が先輩から教わったのと同じよう、その技術を若手に伝え、彼らの手により各国のファッションの“いいとこどり”をした新しい神戸洋服ブランドを創造してもらうことが自身の使命だと感じています。
監督と女優と共に神戸市長を表敬訪問する佐伯(上段中央)
佐伯塾 概要
開講日時=毎週 水・木・金・土 11:00~13:00 ・14:00~16:00 の2部制
場所=神戸市中央区北野町1丁目3番 新神戸オリエンタルアヴェニュー 1階 神戸洋服 工房
対象=テーラーやオーダーアトリエの職人でスキルを高めたい方、テーラーを目指す方、
紳士服メーカー勤務や趣味で、本格的な紳士服を学びたい方
※ 基本的には中級、上級者向けですが、初心者の方で意欲のある方であれば歓迎いたします。
コース例= 基本の針使いコース/フィッターコース/カッターコース/
マイスターコース/ 技能試験検定コース
授業料=1コマ受講8,000円 入会金不要 、コース単位での受講でセット料金別途あり
講師=佐伯 博史 ※アシスタントとして神戸洋服スタッフも参加します
佐伯博史 プロフィール
1941年1月生まれ。現在74歳の現役仕立て職人。
採寸、裁断、 縫製など紳士服作りの行程を一人で行う「丸縫い」の技術を持っており、分業が一般的な現在では大変珍しいとされている。
桂米朝や神戸市長らを顧客に持つ。
近年では、若手育成を精力的に行う一方、映画『少年H』や『縫い裁つ人』で技術指導をするなど、仕立て業界の振興にも力を注いでいる。
<受賞歴>
黄綬褒章
労働大臣卓越技能章
ひょうごの匠認定
神戸マイスター認定
現代の名工
<メディア掲載実績>
テレビ
・平成26年 1月16日 関西テレビ スーパーニュースアンカー 『リアル』
新聞
・平成13年9月6日 神戸新聞 “あの人の仕事場”
・平成18年11月2日 産経新聞/神戸新聞/毎日新聞/朝日新聞/読売新聞 (秋の褒章)
・平成24年3月6~8日 産経新聞 “ひょうごこの人あり”
・平成26年5月20日 日本経済新聞 “検索個性派企業”
映画技術協力
・少年H
・繕い裁つ人
展覧会
・神戸ファッション美術館『日本の男服』にてドキュメンタリー動画展示
是非、貴社媒体でお取扱いしていただけますようお願い申し上げます。実際の講座の様子の撮影や佐伯博史
へのインタビューなども可能です。ご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
●取材に関するお問い合わせ●
株式会社 神戸洋服 (担当:納多)
電話番号:078-271-2173 携帯番号:080-3786-9784
メール:
[email protected]
以上
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