神奈川・東京を中心に活動する演劇ユニット「趣向」最新作を、2022年12月末に東京・兵庫2都市ツアーで再演。「趣向」初の関西公演を神戸市内で開催します。
劇作家オノマ リコが、気がつかれにくい子供への虐待や貧困・ネグレクトを描く「みえないこどもたち」シリーズ。
2021年末に神奈川県で上演されたシリーズ最新作「パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。」を、2022年12月末に同キャスト、東京・兵庫2都市ツアーで再演いたします。
演劇ユニット「趣向」初の関西公演となります。
【公演概要】
みえないこどもたち vol.4
「パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。」(再演)
作:オノマリコ(趣向)
演出:扇田拓也(空 観)
音楽:後藤浩明
出演:KAKAZU、伊藤昌子、海老根理、大川翔子、榊原美鳳(ハダカハレンチ)、前原麻希、三澤さき(五十音順)
〈兵庫公演〉
2022年12月29日(木)〜30日(金)
会場:神戸三宮シアター・エートー
29日(木)13:00◆ / 18:00☆
30日(金)11:00☆ / 16:00
☆=終演後アフタートークあり
ゲスト:
29日(木)18:00=山口 茜氏(劇作家・演出家・合同会社stamp代表)
30日(金)11:00=くるみざわしん氏(劇作家・精神科医)
◆=舞台手話通訳付公演
受付開始・客席開場=開演30分前
上演時間=約2時間(休憩なし)
■あらすじ
コロナ禍の合間をぬって、その読書会は行われている。本を読むことに慣れているわけではないけれど、人生が退屈すぎて、退屈はほとんど恐怖で、わたしたちはここに来る。カッターを人に預ける。クレジットカードも人に預ける。『人形の家』を読んでおしゃべりをして、『サロメ』を読んでおしゃべりをする。そしてわたしたちは初めて「演劇」をはじめる。
■解説
2021年12月に上演した、趣向『パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。』の再演です。劇作家オノマリコが、気がつかれにくい子供への虐待や貧困・ネグレクトを描いた「みえないこどもたち」シリーズの四作目の作品でもあります。
今作では、「生きづらい」大人たちが、オスカー・ワイルドの『サロメ』をモチーフに、演劇を作ろうとする姿が描かれます。演出の扇田拓也さん、音楽の後藤浩明さんをはじめとした出演者やスタッフの力により、「生きづらさ」に苦しむ人を描きながらも「優しさ」を感じさせる演劇作品となりました。
この作品をもっと多くの方に見てもらいたいという思いから、2022年のクリスマスから年末にかけて、再演を試みることになりました。コロナ禍により、全世界的に制限の多い生活を強いられる日が続いています。その中で、この数年の日々を耐えて過ごした一人一人に寄り添うような作品になれればと考えております。劇場でお待ちしております。(オノマリコ)
■チケット
整理番号付自由席(購入順)
一般前売:4,000円
一般当日:4,500円
U24チケット:2,000円
U18チケット:1,000円
障がい者チケット(本人とその介助者1名まで):1,000円
CoRich!チケットにて予約受付中
兵庫公演 https://ticket.corich.jp/apply/196544/
■趣向:2010 年、オノマリコの一人ユニットとして発足。2015年1月『奇跡の年 ANNUS MIRABILIS』(KAAT大スタジオ)、2月『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』(シアタートラムネクストジェネレーションvol.7)と連続公演を行い、注目を集める。2016年1月、マグカル・シアターin KAATに選出。『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』上演(第61回岸田國士戯曲賞最終候補作にノミネート)。2016年から、高校生との共同製作を行う“趣向ジュニア”の活動も行なっている。
【お問合せ】
WEB https://shukou.org/
Twitter @shukoushukou
Mail [email protected]
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
※劇中に虐待によるトラウマを想起させる描写がございます。小学生以下のお子様のご観劇はご遠慮ください。事前に内容の確認を希望される場合は趣向までお問合せください。
※新型コロナウイルスの状況により、催事内容を変更する場合がございます。最新情報は趣向HP、twitterをご確認ください。ご来場時にはマスク着用、手指消毒等にご協力いただき、発熱等体調不良の場合にはご来場をお控えくださいますようお願いいたします。