宇治茶の老舗、株式会社辻利(本社:京都府宇治市)は、創業の地・宇治に「辻利 宇治本店」を2016年9月28日(水)オープンいたします。
辻利は、初代・辻利右衛門(つじりえもん)が京都宇治で萬延元年(1860年)に創業した、150余年の歴史を持つお茶の老舗です。これまで辻利は茶問屋として、卸売業を中心に全国の茶専門店、菓子メーカー、商社等との取引を行ってまいりました。長いあいだ茶一筋に向き合い歩み続けてきた宇治の地で、一般のお客様や観光客の方にも良質なお茶を愉しんでいただきたいという想いから、このたび旗艦店として辻利 宇治本店をオープンいたします。
・歴史と茶匠の誇りが息づく 「宇治本店」
古民家を再生し、創業の歴史に裏付けられた威厳と風格のある辻利 宇治本店。店内一角には昔ながらの座売りを再現し、動きと活気のある空間を演出しました。伝統とモダンがバランスよく融合した空間で老舗こだわりのお茶をご体験ください。
・【お茶・ギフト】 宇治 本店でしか購入できない50種類もの茶の品揃え
お茶専門店ならではの品揃えも辻利 宇治本店最大の魅力です。辻利が製法を確立させた玉露のほか、煎茶、焙じ茶、玄米茶、抹茶、季節にあわせて辻利の茶匠が選び抜いた旬のお茶をラインアップ。なかでも辻利秘伝のレシピによる“碾茶(てんちゃ)”は、石臼で挽く前の抹茶のもととなる茶葉で、水でじっくり抽出すると極上の香りとうまみがあります。
・【茶房】 宇治茶の本場で“飲みくらべ”を体験
茶房では、茶匠が厳選したさまざまな種類のお茶をご提供いたします。なかでも玉露、煎茶、焙じ茶の3種類のお茶を同時に楽しめる「飲みくらべセット」は、宇治本店でしか体験できないメニュー。丁寧に淹れたお茶の味わいをぜひご体験ください。
また、店頭で手作りする最中は、茶を引き立てる名脇役。たっぷりの餡ともちもちの求肥が大満足の一品です。
■「辻利 宇治本店」(つじり うじほんてん) 店舗概要
【住所】 京都府宇治市宇治妙楽156番地 (宇治橋通り)
【席数】店内12席/テラス席10席 計22席
【アクセス】JR奈良線 宇治駅から徒歩5分
【営業時間】 10:00~18:00 茶房 11:00~17:00 (ラストオーダー 16:30)
【定休日】 4月~11月 水曜日 / 12月~3月 火曜日・水曜日
【URL】http://www.tsujiri.jp (9月28日公開予定)
<辻利 宇治本店 内観イメージ>
壁面にはセルフのお茶販売スペース、
中央の座売りスペースでは、お好みのお茶を試飲いただけます。
庭を見通せる茶房のテラス席からは、四季の移り変わりをお楽しみください。
■「辻利」について
昼夜の温度差により霧が発生しやすく降水量にも恵まれた良質な茶の産地、宇治。古くから日本の茶文化の中心であったその土地で、お茶の老舗「辻利」は生まれました。
創業萬延元年(1860年)、幕末動乱のなか、宇治の茶師達は徳川幕府の庇護を失い、宇治の茶園は荒廃の一途をたどっていました。その様子を憂いた「辻利」の創業者「辻利右衛門」は、保存性の高い茶櫃(缶櫃)を考案してお茶の販路を拡大し、また玉露の茶葉を針状の美しい鮮緑に仕上げる「玉露製法」を確立。高級茶の代名詞とも言われる宇治茶復興の礎を築きました。
茶業の改善に大きく貢献した「辻利」のあゆみは、宇治茶復興の歴史とも言えます。創業の志を受け継ぐ「辻利」の嫡流は暖簾分け、分家という形で今も脈々と受け継がれ、現在の「辻利」本家は5代目が継承。創業者辻利右衛門の心を忘れることなく、京都宇治を拠点に良質のお茶を皆様にお届けしています。
■辻利の精神 「守・破・離 」
千利休が説いた「守破離」。“守(しゅ)”は型や決まり事を身に付けること、“破(は)”は他の良いところを取り入れること、“離(り)”は独自の新しいものを生み出し、確立させることを表します。
辻利は、この精神に基づき茶の良いところを世に伝えるため伝統的な製造法を守りつつ、型にとらわれない茶の
新しい可能性を探求しています。
■辻利の店舗
辻利のお茶を体験いただく場として、辻利ではこれまでに3つの店舗を展開しています。
“抹茶の新感覚体験”をテーマに贈るショップ&カフェ
京都店 2014年秋 祇園 四条通にオープン
エキマルシェ大阪店 2016年4月オープン
河原町オーパ店 2016年7月オープン
このたび旗艦店としてオープンする宇治本店では、“こだわりのお茶づくし”をテーマに、これまでの店舗とは異なる茶房メニューと、幅広い茶の商品ラインアップをお届けいたします。
片岡物産株式会社 広報担当 瀬田川、平野
TEL :03-5405-8603
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